原因を視覚で確認できる超音波エコー

痛みは、私たちの身体に異常や損傷が発生した際に、その箇所を動かしたり刺激を与えたりしないように警告をしてくれる大切なサインです。
多くの方は、この痛みがあるおかげで身体の異常を知り、治療を始めます。
しかし、痛みを感じる箇所に異常があると思われがちですが、中には痛みを感じる箇所以外の部位が痛みの原因となっていることがあります。
痛みを感じ取るセンサーは筋肉(筋線維)よりも筋膜に豊富にあることがわかっています。
筋膜とは筋肉を包んでいる膜で、エラスチンとコラーゲンからなる疎性結合組織です。
この筋膜が癒着を起こすと筋肉同士の滑り(滑走性)が悪くなり可動域の制限が起こったり、つっぱり感を感じたりします。
また、血管や神経周囲の膜も癒着を起こすことで血流障害や痺れなどを引き起こす原因となります。
こうした状況が起こらないためにも、痛みの原因を視覚で確認し、その状態を判断しながら的確な処置を行う必要があります。
そのような背景から、近年では超音波画像診断装置(エコー)が注目されています。
超音波画像診断装置 TOSHIBA Viamo SSA-640A
今までの鍼灸は施術者の経験や感覚が技術に結びついていましたが、超音波画像診断装置を導入することによって、痛みの原因となりうる筋膜の癒着が可視化され、的確で根拠のある施術を行うことが可能になるのです。
痛みの原因がわかると、気持ち的にも楽になったり、安心したりします。
超音波画像診断装置(エコー)により痛みの原因を視覚的に見ることで認知行動療法にもなります。
当院では超音波画像診断装置(エコー)を導入しております。
エコーガイド下鍼治療のメリットは、以下の通りです。
①安心安全な鍼
人の身体は個々で違います。脂肪の厚み、筋肉の付き方、骨の形、臓器の位置など全く同じという事はありません。そのため、鍼を刺す深さも変わってきます。エコーにより狙いたい部位に対して的確に刺入することが可能です。
②骨や靭帯の異常、水腫などの判断が可能
骨折や靭帯損傷、関節に水が溜まるなどの異常を確認することができます。
※医師ではありませんので、診断は出来ません。
③炎症性か非炎症性か判断できる
血流反応を診る事も可能で、炎症による痛みなのか、筋膜の癒着による痛みなのか判断できます。
エコーにより、痛みの原因となる筋膜の癒着や炎症を視覚で確認し、それに対してマッサーシや鍼などで的確な施術を行うことが可能です。
また、当院では電気機械に頼らず、国家資格を保有するスタッフによるオールハンドでの施術を行っております。
そのため、患者様一人ひとりに合わせたプランをご提供し、症状の改善を行っています。
長引く痛みや原因の分からない痛みにお悩みの方は、ReFineへご相談ください。