医療用インソール
なぜ医療用インソールが重要なのか?
足部は身体を支える土台のような存在です。建物で例えると基礎に当たる部分です。
足部は立つ、歩く、姿勢を保つのに欠かせない大切な部位であるため、この足部に何かしらの異常が生じると他の部位にも影響が出てきてしまいます。
足の骨は、他の身体の部位とは異なり骨が小さく、靭帯で結束されているため捻挫をした後に足の骨の配列が崩れてしまったり、骨が不安定な状態で動きやすくなってしまします。
下肢(股関節から足底)に痛みを抱えている約8割の方に足部の過回内(オーバープロネーション)が起こっていると言われております。
下肢の痛みに対して、マッサージや鍼治療をすることで痛みは軽減しますが、足部の過回内(オーバープロネーション)がある方はまたすぐ痛みが戻ってしまうということがあります。
それは足を地面に着く時に毎回足部の過回内(オーバープロネーション)が起こってしまい、着地するたびに知らず知らずに負荷がかかっているからなのです。
医療用インソールは足部の過回内(オーバープロネーション)を矯正することですでに症状が出ている場合への外力をかからないようにすることで症状を軽減してくれます。
当院では、フォームソティックスメディカル(formthotics medical)という医療用インソールの処方も行なっております。
フォームソティックスが選ばれる理由
①足部の矯正ができる
市販のインソールはクッション性に富んだものが多く足部の矯正は望めません。また、オーダーメイドのインソールはフォームが硬かったりするため、長時間履いていると足底が痛くなるといった声を多く聞きます。いくら良い物でも履けなければ意味がありません。
フォームソティックスは、独自の構造により土踏まずを持ち上げて、踵のカップが深いので踵の倒れこみもサポートしてくれます。何よりも、フィット感と履き心地がとてもいいといった声を多くいただいております。
30年間、世界30カ国で1000万足以上販売されている実績があります。
②矯正用インソールの中では圧倒的に軽い
わずか19g(デュアルミディアムMサイズの場合)とかなり軽いので、ランニングシューズなどに入れても気になりません。
③熱形成により自分の足に馴染む
自分の足の熱で形が変わるので一人一人に合ったインソールになっていきます。
足部の過回内によって起こる症状
①足底筋膜炎
足部の過回内により内側縦アーチが潰れると足底筋膜にテンションがかかってしまいます。繰り返しの着地で足底筋膜の付着部である踵に炎症が起こり痛みとなります。
②腸脛靭帯炎(ランナーズニー)
足部の過回内により、運動連鎖が起こり膝関節と股関節が内旋します。そして骨盤から脛の骨(ガーディー結節)に付いている腸脛靭帯が引っ張られ大腿骨外側顆と擦れて炎症を起こします。ランニングをしている人になりやすい症状です。
③脛骨過労性骨膜炎(シンスプリント)
足部が過回内することで土踏まずが潰れると、後脛骨筋にテンションがかかり脛骨内側の筋付着部に炎症を起こします。脛骨内側の下3分の1あたりに圧痛と腫脹が起こります。
当院での販売の流れ
①問診表の記入
お悩みの症状や痛みのある部位を確認します。
②評価
次に土踏まずの状態や足首の骨のずれ、踵の崩れなど写真を撮って確認し、インソールを入れたほうが良い状態の足なのかを評価します。
③フィッテイング
評価でインソールを入れたほうが良い状態の足だった場合、インソールを靴に挿入しフィッテイングします。
④説明
使用上の注意を説明させていただきます。
通常の施術に加えて、患者様に合ったセルフケアのやり方や、セルフエクササイズのやり方も指導させて頂いております。
そのため、ただ施術するだけではなく、症状の根本的な改善や再発を予防するための手厚いサポートを受けることができる環境です。
膝の痛み(腸脛靱帯炎、変形性膝関節症など)、かかとの痛み(足底筋膜炎、シーバー病、アキレス腱炎など)、シンスプリントなどの下肢障害や足が疲れやすい方は、矯正用インソールをお試しください。
わからないことがあれば電話や問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。